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三輪清浄 (さんりんしょうじょう) とは

 

(身体の働き)・口 (言葉の働き)・意 (心の働き) を研くことを言います。 あらゆる演劇は心に思った事を言葉にし、行動を起すことにはかならないのです。 人の一生も、この三つの業の繰り返しで、いわば人生という長い演劇なのかもしれません。

その中で誰もが幸福になりたいと願っているのです。

それには三つの業を研ぐことから始まり、身 (良き感性の器)・口 (良き発声・発音・言葉)・意 (慈悲を知恵) の、これらを研ぐ事で初めて清浄となるのです。 

また、三輪清浄とは、徳の種を蒔くことであり、

菩薩の布施の行にあたります。

私達の小さな輪が清浄に向う事は、

どこかで人の幸福につながるように思うのです。

 

 

 

能面・能装束を着けて舞う演者の心境は、たとえ様のない苦しみと、緊張とで、押しつぶされそうである。

深い意識の中で、厳しい修業から得た、技と心によって、一曲を舞い終えるのである。

美しい能面の裏側には、そう云った演者の、計り知れない苦悩が秘められているが、その表側は、清らかな香りさえ漂う、極楽浄土であり、能面が菩薩の姿にも見えてくる。

 

人を救うことは難しいが、慈愛の心で面を打てば、

その面は、人を救い得るのではないだろうか。