第十八回 宇高青蘭能之会のご案内

 

平成29年9月10日 午後1時20分開演 (開場12時30分より)

於・金剛能楽堂

  • 野 宮 nonomiya (シテ/宇高通成)
  • 寝音曲   neongyoku (狂言/茂山七五三)
  •  鵺        nue (シテ/宇高徳成)

無事、盛会のうちに幕を閉じました

御高覧頂きまして 誠にありがとうございました

 


「野宮」シテ着用の面  「孫次郎」(宇高通成作)
「野宮」シテ着用の面 「孫次郎」(宇高通成作)

― 御挨拶 ―


能の題材に取り上げられた六条御息所は、例えば「葵上」では生霊のようにおどろおどろしく描かれていますが、本当は謙虚さや誠実な人柄に加え、まことに美しく、知性に溢れた女性ではなかったかと思われてなりません。
今回演じます「野宮」では、この隠された御息所をどこまで表現出来るかが、私のテーマです。牛車を模した作り物が出る「車出之伝」や、破之舞の終りを合掌して留める「合掌留」の小書(特殊演出)を添え、
私の打った最高作「孫次郎」を付けて演じます。
演能時間は二時間近くを予定していますので、皆様、時々気を抜いてご覧下さい。
もう一番は、次男の徳成が「鵺」に挑戦致します。
時代は源平の頃、近衛天皇の寝所の上空に、黒雲に乗って現れた怪獣・鵺は、やがて頼政の放った矢で亡ぼされます。それらの激しい描写や、後シテの鵺の獣性を表現するには、ちょっとのんびりの本人には大変かと、心穏やかではありません。
後になりましたが、狂言の茂山七五三師に「寝音曲」をお願い致しております。

名曲・名演をごゆっくりお楽しみ下さいませ。
皆様に第18回青蘭之会の演能をご高覧頂けましたら、幸いに存じます
                                  宇髙 通成



会場/金剛能楽堂